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暮烟
「暮烟〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
暮烟の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「白い花赤い茎」より 著者:田中貢太郎
次第次第に暮れて、観音山のむこうの方に見えていた赤城山の姿も何時の間にか隠れて、
暮烟が四辺にうっすらとかかると、観音山の裾に点けた灯明の灯が、怪物の眼のようにき....
「元八まん」より 著者:永井荷風
あった。しかもそれは冬の日の暮れかかった時で、目に入るものは蒼茫《そうぼう》たる
暮烟《ぼえん》につつまれて判然としていなかったのも、印象の深かった所以《ゆえん》....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
んで山河も白々とかがやき、冬は南|阿十二カ国に満ちみちている。) 六、喜望峰
暮烟(南阿) 喜望一過波漸円、大西洋上海如筵、夕陽影裏山何去、只留殖民州外烟。 ....