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暴れ馬
「暴れ馬〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
暴れ馬の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「玉藻の前」より 著者:岡本綺堂
》の皮鎧に真っ黒な鉄の兜をかぶって、手には大きい鉞《まさかり》を持っていた。彼は
暴れ馬のように跳って柱のそばへ近寄ったかと思うと、大きい手をひろげて二人の犠牲を....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
近所で訊くと、おかみさんは三十三の厄年で川崎の初大師へ参詣に行って、その帰り道で
暴れ馬に蹴られて、駕籠に乗って帰って来たが、それから熱が出たので今も寝ているとい....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
乞いの祭の庭もあったものではありません。 右往左往の大混乱――それは、事実上、
暴れ馬を一頭、人混みの中へ放してみれば、誰にも想像の行く大混乱が湧き上りました。....
「牛」より 著者:岡本綺堂
の者も近所の者も唯あれあれというばかりで、誰も取押える術もない。なにしろ暴れ牛は
暴れ馬よりも始末が悪い。それでも見てはいられないので、火消たちは危いあぶないと呶....
「番町皿屋敷」より 著者:岡本綺堂
見上げた心掛けじゃ。普段からあれほどいうて聞かしている伯母の意見も、そなたという
暴れ馬の耳には念仏そうな、主が主なら家来までが見習うて、権次、権六、そち達も悪あ....