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「暴富〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

暴富の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
密も解った。聞きゃあ、この隠居、長崎奉行の頃から、よくねえ事ばかり重ねて、いまの暴富《ぼうふ》を積んだのだと言う。いずれ、その中《うち》出直して、何か目星しいも....
婦人指導者への抗議」より 著者:与謝野晶子
も聡明をも欠いた非人道的な施設だと思います。今日は一方に一人前の料理に百金を費す暴富階級が存在しているのです。それに対して一方に混食や代用食を取らねばならぬとい....
娘煙術師」より 著者:国枝史郎
が到る所から到来した。それに密かに佐渡の金山の、山役人と結托をしていた。で美作は暴富であった。そうして美作はその暴富を、巧妙に活用することによって、自分の勢力を....
帝国劇場のオペラ」より 著者:永井荷風
よりも遥に甚しきものがあった。 五年間に渉《わた》った欧洲の戦乱は極東の帝国に暴富の幸を与えたことは既に人の知る所である。オペラ一座の渡来も要するに幸を東亜に....
ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
の身方だ。 己達が無条件に信任せられていた時代が、 兎に角真の黄金時代だったて。暴富家 わたしどももぼんやりしてはいないから、 随分して悪い事をしたこともありま....