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曉
「曉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
曉の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「幽霊塔」より 著者:黒岩涙香
けよと、私が無理に約束を結ばせました、けれど今は到底二人を引き離す事の出来ぬのを
曉《さと》りました、ハイ道九郎君が何れほど辛い想いをして何れほど正直に其の約束を....
「青年」より 著者:森鴎外
心を弛廃させた。 無智なる、可憐なるお雪さんは、この破壊この弛廃を敢てして自ら
曉らないのである。 もしお雪さんが来なかったら、己は部屋を出るとき、ラシイヌを....
「促織」より 著者:田中貢太郎
の蟆が今にも躍りあがろうとしているようにしていた。細君はそれを展げて見ても意味を
曉ることができなかったが、しかし促織が見えたので、胸の中に思っていることとぴった....
「土から手が」より 著者:牧逸馬
自動車の男の行衛を求めている。ところが、その時ホテルを出たきり、糸が切れたように
曉闇のなかにふっつり消息が絶えているのだが、何うやら桑港のほうへ向けて疾駆し去っ....
「江戸芸術論」より 著者:永井荷風
書には大抵芳年を以て最終の浮世絵師となし、これに加ふるに国芳門下より出でたる河鍋
曉斎《かわなべきょうさい》を以てし、あるひは団扇絵《うちわえ》摺物《すりもの》の....