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「曖昧屋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

曖昧屋の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
カインの末裔」より 著者:有島武郎
が来た。畑の上は急に活気だった。市街地にも種物商や肥料商が入込んで、たった一軒の曖昧屋《ごけや》からは夜ごとに三味線の遠音《とおね》が響くようになった。 仁右....
海に生くる人々」より 著者:葉山嘉樹
は、かいつまんで昨夜の困難な航海から、船長の態度から、三上の行為から、宿屋へ――曖昧屋《あいまいや》とはいわなかった――泊まって、凍りついた服をかわかして、けさ....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
で、葉茶屋《はじゃや》、面白屋、一杯屋、銘酒屋、寄席《よせ》亭、冷酒屋、舞踏亭、曖昧屋《あいまいや》、一口屋、隊商亭よ、僕こそまさしく快楽児だ。リシャールの家で....
日記」より 著者:宮本百合子
殿まで遠くてこまりそうだが部屋のようすはまるで異う。町をぬけ、見晴しの台で、後の曖昧屋の女がキーキーふざけて居る声をきき乍ら話す。自分はAが「休中、すっかり旅行....