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「曠古〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

曠古の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
田舎教師」より 著者:田山花袋
て、しばらくじっとしていることなどもある。 日本が初めて欧州の強国を相手にした曠古の戦争、世界の歴史にも数えられるような大きな戦争――そのはなばなしい国民の一....
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
まだおわかりになりますまいから、今すこし具体的に申しますと、正木先生の独創に係る曠古の精神科学の実験は、貴方とあの六号室の令嬢が、めいめいに御自分の過去の記憶を....
近世快人伝」より 著者:夢野久作
掻き干して、底の方に溜まっている四百億円の砂金をスコップで貨車へ積み込もうという曠古の大事業だ。その費用を調達のために俺は白真剣になって東奔西走したものだ。その....
美の日本的源泉」より 著者:高村光太郎
られない土壇場に押しつめられたような時代であった。幸にも、その時聖徳太子のような曠古の大天才が此世に顕れて一切の難事業を実に見事に裁決させられた。国是は定まり、....
世界の裏」より 著者:国枝史郎
その間にカルタゴには、シーザーやナポレオンが、兵術の祖として、その兵術を学んだ、曠古の名将にして、しかも、大政治家、加うるに、尽忠報国、至誠そのものの如き、真人....