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「曲ぐ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

曲ぐの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
近時政論考」より 著者:陸羯南
に藩閥内閣を弁護して戦功者握権を是認するに至りてはすなわち寸を直くするために尺を曲ぐるの愚説と言うべし、帝政論派のただ時の政府に容れられてかえって世の攻撃すると....
予の描かんと欲する作品」より 著者:夏目漱石
種の哲学を発表する為めに、殊更な非芸術な作品を作ったとは思わない。イブセンの作に曲ぐ可《べか》らざる生命のあるものは其故《そのせい》だろうと思う。所が、バーナー....
処女作追懐談」より 著者:夏目漱石
もよく知って居る変人だが、世間はあの人を必要として居る。而《しか》もあの人は己を曲ぐることなくして立派にやって行く。それから井上達也という眼科の医者が矢張《やは....
三国志」より 著者:吉川英治
そして、彼は、天子の寵をたのみ、袞龍の袖にかくれて哀訴した。しかも、豊は国法の曲ぐべからざることを説いてゆるさなかったので、天子はかえって彼を憎み、彼の官職を....