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「曲馬師〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

曲馬師の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
暗黒公使」より 著者:夢野久作
ところに依ればコンドルは目下東部|亜米利加に於て、欧洲各国からアブレて参りました曲馬師連を集め、部下の中でもこの方面に心得のあるものをこれに配合してバード・スト....
ゴルフ随行記」より 著者:寺田寅彦
オットセイは鼻の頭で鞠をつく芸当に堪能である。あれはこの動物にとっては全く飼主の曲馬師から褒美の鮮魚一尾を貰うための労役に過ぎないであろうが、娯楽のために入場券....
夢判断」より 著者:寺田寅彦
ないかと想像される。 ついでに私自身の近頃見た夢にこんなのがある。 西洋人の曲馬師らしいのが居てそれが先ずセロを弾く、それから妙な懸稲のようにかけ渡した麻糸....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
ェーバーには、ガラス細工や金ぴか、心の乾燥、頭だけの情緒。リストは、気高い長老で曲馬師で新古典派で香具師《やし》、実際の気高さと偽りの気高さとの同分量の混合、晴....
少年・春」より 著者:竹久夢二
と」 「母様、坊やは大きくなってから何になるか知ってますよ」 「何になるの」 「曲馬師になるの」 「まあ」 「大きい白い馬に乗って、ねえ母様」 「まあいいことね....
笑わない娘」より 著者:小川未明
して、頭をかしげて、その家から去ってしまったのです。 そのころ、ちょうど旅から曲馬師が、この村に入ってきて、この話を聞きますと、 「若い時分には、そんなような....
けしの圃」より 著者:小川未明
太鼓の音などが聞こえて春祭りのある村もありました。またあるところでは、同じ街道を曲馬師の一|隊が、ぞろぞろと馬に荷物をつけて、女や男がおもしろそうな話をしながら....