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「更級〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

更級の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
堂々として由々しかった。 名に負う永禄元年と云えば、上杉謙信を相手とし、信州|更級川中島で三回寄せ合った合戦の中、二回目を終えた翌年のことで武田家にとっては栄....
斜陽」より 著者:太宰治
に、悲しくひたむきの恋をしている。 あれは、十二年前の冬だった。 「あなたは、更級日記の少女なのね。もう、何を言っても仕方が無い」 そう言って、私から離れて....
芭蕉について」より 著者:宮本百合子
で生涯を終るまでの十年、芭蕉はきびしく生活と芸術の統一を護って、「七部集」ほか「更級紀行」「奥の細道」等、日本文学に極めて独自な美をもたらしたのであった。云って....
女性の歴史」より 著者:宮本百合子
して婦人によってつくられたということがいわれている。栄華物語、源氏物語、枕草子、更級日記その他いろいろの女の文学が女性によってかかれた。なかでも紫式部の名は群を....
若い婦人のための書棚」より 著者:宮本百合子
。 日本文学が、万葉集時代、源氏、枕草子その他の王朝文学から「和泉式部日記」「更級日記」「十六夜日記」の母としての女性、徳川時代の「女大学」の中の女の戒律がそ....
離婚について」より 著者:与謝野晶子
もなく、夫に対しては貞淑な妻、子に対しては賢明な母と成り得るに違いありません。『更級日記』の著者は、東国の田舎にいた娘の時代から文学書を読んで、どうか女に生れた....
自力更生より自然力更生へ」より 著者:三沢勝衛
蚕種用の歩桑桑園とまでして利用したことさえあるとのことでございました。 また、更級郡大岡村の下大岡という部落でありますが、ここは犀川の谷底近くにできているわず....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
『夜半の寝覚』がつくられているではないか、それにまた『蜻蛉日記』や『枕草紙』や『更級日記』やのような美しい日記随筆の類が生れているではないか、そしてそれらはいず....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
者と見るわけにはゆかない。 失意、失恋は、よく動機となっている。「蜻蛉日記」「更級日記」「堤中納言物語」などに扱われている女性。また源氏や古典平家のうちの出家....
野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
ヤマズイコ 信濃下水内郡等 ウマズイコ 同更級郡 ボウズイコ 同 埴科郡 タカズイコ ....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
るまでは都会でも知られていなかった。 酒はそれ以前には酒甕の中で造っていた。『更級日記』の文にも見えているように、その甕は土中に作り据えてあって、酒を運ぶには....
母の手毬歌」より 著者:柳田国男
通りの話し方いがいに、日本にまたべつの親棄山があり、和歌で有名になっている信州|更級の姨捨山なども、その一つの残りの形であるような気がする。姨捨山の話も中世の書....