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「更級日記〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

更級日記の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
斜陽」より 著者:太宰治
に、悲しくひたむきの恋をしている。 あれは、十二年前の冬だった。 「あなたは、更級日記の少女なのね。もう、何を言っても仕方が無い」 そう言って、私から離れて....
女性の歴史」より 著者:宮本百合子
して婦人によってつくられたということがいわれている。栄華物語、源氏物語、枕草子、更級日記その他いろいろの女の文学が女性によってかかれた。なかでも紫式部の名は群を....
若い婦人のための書棚」より 著者:宮本百合子
。 日本文学が、万葉集時代、源氏、枕草子その他の王朝文学から「和泉式部日記」「更級日記」「十六夜日記」の母としての女性、徳川時代の「女大学」の中の女の戒律がそ....
離婚について」より 著者:与謝野晶子
もなく、夫に対しては貞淑な妻、子に対しては賢明な母と成り得るに違いありません。『更級日記』の著者は、東国の田舎にいた娘の時代から文学書を読んで、どうか女に生れた....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
『夜半の寝覚』がつくられているではないか、それにまた『蜻蛉日記』や『枕草紙』や『更級日記』やのような美しい日記随筆の類が生れているではないか、そしてそれらはいず....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
者と見るわけにはゆかない。 失意、失恋は、よく動機となっている。「蜻蛉日記」「更級日記」「堤中納言物語」などに扱われている女性。また源氏や古典平家のうちの出家....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
るまでは都会でも知られていなかった。 酒はそれ以前には酒甕の中で造っていた。『更級日記』の文にも見えているように、その甕は土中に作り据えてあって、酒を運ぶには....