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「更迭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

更迭の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
外套」より 著者:ゴーゴリニコライ
については誰ひとり記憶している者がなかった。局長や、もろもろの課長連が幾人となく更迭しても、彼は相も変らず同じ席で、同じ地位で、同じ役柄の、十年一日の如き文書係....
街頭から見た新東京の裏面」より 著者:杉山萠円
であるかということを読者に印象せしめ得れば、記者の望みは足りるのである。 市長|更迭《こうてつ》の表裏 ジャンジャンジャンジャンジャン、「東京市長の辞職……」....
わが町」より 著者:織田作之助
開鑿は、比島領有後の合衆国の施政に欠くことの出来ないものであった。 工事監督が更迭して、百万ドルの予算が追加された。新任のケノン少佐はさすがにこれらの人種の恃....
小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
題のほかとしてここに老女の幾とて先の奥様の時より勤め、今の奥様の輿入後奥台所の大更迭を行われし時も中将の声がかりにて一人居残りし女、これが終始浪子のそばにつきて....
思想と風俗」より 著者:戸坂潤
たとも有難いとも感じない位いだ。これは司法大臣が選考し直されても、警保局長が休職更迭になっても、大丈夫出来ることだからだ。この妖怪めいた皇道主義振りや妄想的な政....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
ンバー達は、今度は鈴木総裁のせいで貧乏くじを引くのだと気がつき始めた。そこで総裁更迭問題までが起きそうになって来たのである。 政友会に鈴木系と久原系とがあると....
探偵夜話」より 著者:岡本綺堂
使のように働いていた。友之助は無事に役所へ出勤していた。この年の十月には政府に大更迭があって、大隈重信が俄かに野にくだった。つづいて板垣退助らが自由党を興した。....
光り合ういのち」より 著者:倉田百三
止し、講堂を使用させぬと言った。 私は直ぐに校長室に談判に行った。校長はすでに更迭して泉英七という人であった。 この校長は前校長とはまるで違って威儀を作らぬ....
有喜世新聞の話」より 著者:岡本綺堂
のように働いていた。友之助は無事に役所へ出勤していた。この年の十月には政府に大|更迭があって、大隈重信が俄かに野にくだった。つづいて板垣退助らが自由党を興した。....
外務大臣の死」より 著者:小酒井不木
多数の嫌疑者が拘引されたけれども証拠不十分で放免され、その後数ヶ月を経て、内閣が更迭したので、遂に事件は迷宮に入ったまま今日に及んだのである。私は松島氏の言葉を....
怪談綺談」より 著者:小酒井不木
自分で行って見て来ようと言い出した。けれども閣僚達はもしものことがあっては内閣の更迭が行われぬとも限らぬので極力|諫めてそれを思い止どまらせた。 博物館の番人....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
持主が変更した。前にもいう通り、関氏の手から伊東男に移ったのである。社の幹部にも更迭があった。新聞の編集ぶりも一新した。わたしは今までよりも忙がしい身体になった....
エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
その職をエガアトンの息子に譲るであろうと。この企画は失敗した。なぜなら、弁護官は更迭されなかったからである。そして十年間、弁護官の椅子は彼にまわってこなかった。....
建国の事情と万世一系の思想」より 著者:津田左右吉
ちである。要するに、異民族との戦争ということが、君主の地位を不安にし、その家系に更迭の生ずる機会を作るものである。ところが、日本民族は島国に住んでいるために、同....
わが町」より 著者:織田作之助
に一人ずつの死人が出るありさまに驚いて、一人残らず逃げだしていた。 工事監督が更迭して、百万ドルの予算が追加された。新任のケノン少佐は、さすがにこれらの人種の....