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書き
「書き〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
書きの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「一夕話」より 著者:芥川竜之介
槻は小えんの母親ばかりか、妹の面倒も見てやっていた。そのまた小えん自身にも、読み
書きといわず芸事《げいごと》といわず、何でも好きな事を仕込ませていた。小えんは踊....
「開化の良人」より 著者:芥川竜之介
約束があった事さえ忘れ果てて、かれこれ半月ばかりの間というものは、手紙こそ時には
書きましたが、あれほどしばしば訪問した彼の大川端の邸宅にも、足踏さえしなくなって....
「奇怪な再会」より 著者:芥川竜之介
りした。
五
「金《きん》、金、金、」
そうお蓮《れん》が
書き続けていると、台所にいた雇婆《やといばあ》さんが、突然かすかな叫び声を洩らし....
「或日の大石内蔵助」より 著者:芥川竜之介
た気色《けしき》で、ちょいと顔をあげたが、すぐまた眼を紙へ落して、せっせとあとを
書き始める。これは恐らく、京都の妻女へ送る消息でも、認《したた》めていたものであ....
「お律と子等と」より 著者:芥川竜之介
はじめ》こう書いたが、すぐにまた紙を裂《さ》いて、「ハハビョウキ、スグカエレ」と
書き直した。それでも「ワルシ」と書いた事が、何か不吉な前兆《ぜんちょう》のように....
「或恋愛小説」より 著者:芥川竜之介
性に根ざした、真面目《まじめ》な恋愛小説を書いて頂きたいのです。
保吉 それは
書きますよ。実はこの頃婦人雑誌に
書きたいと思っている小説があるのです。
主筆 ....
「馬の脚」より 著者:芥川竜之介
挙げた支那人はやはり驚いたようにこう言った。年とったもう一人の支那人も帳簿へ何か
書きかけたまま、茫然《ぼうぜん》と半三郎を眺めている。
「どうしましょう? 人違....
「兄貴のような心持」より 著者:芥川竜之介
らしい心もちを起させる人間は、今の所天下に菊池寛の外は一人もいない。 まだ外に
書きたい問題もあるが、菊池の芸術に関しては、帝国文学の正月号へ短い評論を書く筈だ....
「江口渙氏の事」より 著者:芥川竜之介
が僕等の仲間に比べると、一番歪んで見られているような気がしたからだ。こんな慌しい
書き方をした文章でも、江口を正当に価値づける一助になれば、望外の仕合せだと思っている。....
「ある自殺者の手記」より 著者:秋田滋
う言葉が使われるのだ。 そうした「動機もなく我とわが生命を断った」人間の一人が
書き遺していった手記がその男のテーブルの上に発見され、たまたま私の手に入った。最....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
らわれている。仕方がないので、後にはポケットにカードを入れて置いて、一々の用事を
書きつけたそうである。 またアボットの後日の話によれば、ファラデーが自分の家の....
「寡婦」より 著者:秋田滋
どこにあるでしょう! 私はその子が満足するだけ接吻をしてやりました。優しい手紙も
書きました。その手紙は母親たちも読んでいたのです。その子は火のような手紙を書いて....
「スリーピー・ホローの伝説」より 著者:アーヴィングワシントン
物一冊があった。この最後の本には大判の洋罫紙が一枚はさんであったが、むやみに走り
書きがしてあったり、消してあったりした。いくたびやっても実らぬこころみではあった....
「狂人日記」より 著者:秋田滋
の訴訟記録をしまっていた事務机の中から、悲歎にくれた公証人が、次のような、奇怪な
書きものを見つけ出した。 それにはこんな題がついていた。 なぜか? 一八五....
「夢の如く出現した彼」より 著者:青柳喜兵衛
もなかったとは次兵衛がよく話していた。あの長篇快作『ドグラ・マグラ』も此の頃から
書き始められたのではあるまいか。 久作さんは又非常な情熱家であった。かつて久作....