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「書下し〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

書下しの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
二重心臓」より 著者:夢野久作
イクラか書換えてあって?」 「ウン。それが不思議なんだ。この幕は大体から見て僕が書下した通りなんだ。あんな大道具をどこに蔵って在ったんだろう……ただ柳仙夫婦の殺....
今日の文学の展望」より 著者:宮本百合子
単行本として出版されて各方面に印象を与えて間もなく発禁となり、「生活の探求」は、書下し長篇小説として出版された。「八年制」も「汽車の罐焚き」も好評を得た作品であ....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
酵母を既に語っている、そこが又面白く思われる。 一緒に送りかえされて来た購求の書下し長篇小説の一冊を眺め、私は胸の中に迸《ほとばし》る苦さを抑えかねました。そ....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
てかいてしまって、さて、と長篇にとりかかる順序です。 稲ちゃんの「素足の娘」(書下し長篇)よみはじめています。何だか、作者が抑制して書いているのと、若い十五六....
金狼」より 著者:久生十蘭
、あたしにあこうも思われるんです。古田はただ張扇を叩いただけで、きょうの修羅場を書下したのは、じつは久我なんじゃないか、ってねえ。……古田を煽てて、あたしを殺…....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
住む摂津辺には、もうすでにこの「後家倒し」が使用せられていたのである。その文章を書下し体に直してみると、曰く、「按ずるに古は麦・稲の穂を扱くに、二つの小管を縄を....