書店[語句情報] » 書店

「書店〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

書店の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
は、駿河台下の方へ、下って行った。そこは、学生の多い神田の、目貫の場所であって、書店や、ミルクホールや、喫茶店や、カフェや、麻雀倶楽部や、活動館や、雑貨店や、ダ....
灰燼十万巻」より 著者:内田魯庵
が専ら其衝に当って前後十何年の丹精を費やした努力の賜であった。 図書館の設備と書店の用意とは自ずから異なってるから、丸善に備えつけた目録を図書館に需めるは不当....
小春の狐」より 著者:泉鏡花
憬に、家さえ、町さえ、霧の中を、夢のように※った。――故郷の大通りの辻に、老舗の書店の軒に、土地の新聞を、日ごとに額面に挿んで掲げた。表三の面上段に、絵入りの続....
薄紅梅」より 著者:泉鏡花
の羊羹、ともいった、ポテト……どうも脇息向の饌でない。 ついこの間の事――一大書店の支配人が見えた。関東名代の、強弓の達者で、しかも苦労人だと聞いたが違いない....
読書子に寄す」より 著者:岩波茂雄
下の名士の声に和してこれを推挙するに躊躇するものである。このときにあたって、岩波書店は自己の責務のいよいよ重大なるを思い、従来の方針の徹底を期するため、すでに十....
勧善懲悪」より 著者:織田作之助
余裕は耳掻きですくう程も無く、すっかり逆上してしまって、自身まで出向いて、市中の書店を駈けずりまわり、古本屋まで買い漁ったというじゃないか。 思えば、気の小さ....
神経」より 著者:織田作之助
とこ一軒だけや言うて、激励してくれてまンねん」 と言い、そして南にあった大きな書店の名を二つ三つあげて、それらの本屋が皆つぶれてしまったのに「波屋」だけはごら....
茶の本」より 著者:岡倉由三郎
インドの旅中に筆を染め諸方の客舎に稿を続けて、翌三十六年の二月にロンドンのマレー書店から公にしたのが、アジア民族のために芸術の立場から気を吐いた、あの「アジアは....
妖怪学一斑」より 著者:井上円了
ます。私がかつて英国の田舎におりましたときに、ちょうど十二月のころであって、ある書店に暦を売却しおるを認め、一本をあがなってこれを見るに、その中に翌年の天気およ....
二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
葉亭はこれらの文人|交際や本屋の応接に堪えられなかった。日記の一節に曰く、「吉岡書店よりまた『新著百種』をおくりこす、こは第三巻なり、かう発刊の都度々々におくり....
広告」より 著者:伊丹万作
のこの雑文集に何十倍するだけの心の糧を諸君に提供するに違いない。 彼の本は沙羅書店から出ている。 おわりに『長子』の中から私によくわかる句を、もう少し捨い出....
」より 著者:織田作之助
靡していたころである。その年、軽部は五円昇給された。 その年の秋、二つ井戸天牛書店の二階広間で、校長肝入りの豊沢広昇連中素人浄瑠璃大会がひらかれ、聴衆百八十名....
最初の印象」より 著者:大倉燁子
、とおっしゃいました。私はがっかりして帰ると二三日過ぎてから、先生の御頼みである書店の主人が訪ねてくれました。私は救われたのです。時期を失してしまった私の出版に....
黒板は何処から来たのか」より 著者:小倉金之助
〇月号) *〔追記〕デヴィースの業績とその日本訳については、『数学教育史』(岩波書店)に詳しい。またエコール・ポリテクニクおよびモンジュについては、『数学史研究....
色盲検査表の話」より 著者:石原忍
も送って批評をしてもらおうと思いまして、外国向の原稿を作り、その出版方をまず丸善書店に交渉しました。ところが丸善ではこれまで諸種の外国向の出版をしたが、悉く失敗....