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書捨て
「書捨て〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
書捨ての前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「風流仏」より 著者:幸田露伴
、急に婚礼するというに、一旦帰京て二度目にまた丁度行き着たる田原が聞て狼狽し、吾
書捨て室香に紀念と遺せし歌、多分そなたが知て居るならんと手紙の末に書し頓智に釣り....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
み》の破れを繕《つくろ》った反古《ほぐ》をよくよく見ると、それがみんな一茶自筆の
書捨てなんですよ。知らずにいる子孫は、いい反古紙のつもりで、それを穴ふさぎに利用....
「淡島椿岳」より 著者:内田魯庵
の画は死ねば値が出る」と生前豪語していた通りに十四、五年来著るしく随喜者を増し、
書捨ての断片をさえ高価を懸けて争うようにもてはやされて来た。 椿岳の画は今の展....