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書林
「書林〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
書林の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
。 ◯講談社の稿料十円より二十円へあがる。 ◯探偵小説雑誌案いろいろとあり、筑波
書林のものは既に発足した。乱歩さんのところへ持込まれた他のものは断った由。但し乱....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
音では大変言いにくくて、ダアダア、アインと聞えるそうです、一層悪いわね。 大学
書林は一年一回出ていて、今あるのはそちらへすぐ送るように頼みました。 ヘルマン....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
始めましょう。 隆治さんの語学の本は、『馬来《マライ》語四週間』と文京社、大学
書林のとがなかったので、前に買えた会話手引と日泰馬来英対照の字引だけさし当り送り....
「いぼ」より 著者:新美南吉
、びくびくし、なるべく、子どものいないようなところをえらんでいきました。 同盟
書林《どうめいしょりん》という、大きい本屋の前を通りすぎて、すこしいってから、東....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
、翌十三年四月十日に、主人宛に寄せられたものです。 拝啓。今朝与謝野氏来訪、不折
書林太郎君墓銘数葉持参致し、誠によき出来に候。礼金は先づ筆墨料として×円|許投じ....
「申訳」より 著者:永井荷風
」と言った。 雁金屋は江戸時代から明治四十年頃まで小石川安藤坂上に在った名高い
書林青山堂のことである。此のはなしは其日僕が恰東仲通の或貸席に開かれた古書売立の....
「武鑑譜」より 著者:服部之総
の博公《はくこう》書院の発行で、武鑑でおなじみの須原屋茂兵衛や出雲寺万治郎が販売
書林として名をつらねている『改正官員録 甲』という一冊もここにある。 和紙四つ....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
ろうか。不覚にも、私はその一本を長く借覧中、写真まで撮っておきながら、奥付の印行
書林の名や、上梓された年代をつい記録しておかなかった。――で今、にわかに思い出す....
「学究生活五十年」より 著者:津田左右吉
全書』というものも出版せられるようになり、『源氏』の『湖月抄』もオオサカあたりの
書林からか出たので、それらをつぎつぎに読んでいった。これは二十五、六年ころのこと....
「雷門以北」より 著者:久保田万太郎
びしく散りしいたものである)どこをみてももう紺の香の褪めた暖簾のかげはささない。
書林浅倉屋の窓の下の大きな釜の天水桶もなくなれば鼈甲小間物松屋の軒さきの、櫛の画....