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書様
「書様〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
書様の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
田に稿を属せしめた。藤田は案を具して呈した。 「藤田。まずい文章だな。それにこの
書様はどうだ。もう一遍書き直して見い。」東堂の顔は頗る不機嫌に見えた。 原来平....
「天守物語」より 著者:泉鏡花
下の往かいには、誓って礼拝をいたします。――御免。(衝と立つ。) 夫人 ああ、図
書様、しばらく。 図書 是非もない、所詮活けてはお帰しない掟なのでございますか。....
「松の操美人の生埋」より 著者:三遊亭円朝
御覚悟にて御出張|可有之此段|及御答候也 四月十四日 石井山三郎 粥河圖
書様 という是れが決闘状の取遣りでございますが、向は盗賊の同類が多人数居りますか....
「飛騨の顔」より 著者:坂口安吾
んなに名前を変え生国を偽っていても一目で知れる筈である」 という注目すべき人相
書様の注釈がついているのです。 これによって考えると、ヒダ王朝の王様の系統と、....
「活人形」より 著者:泉鏡花
にされようとする女が書きました。どうぞ、この家の内から助け出して下さいまし。……
書様の乱れたる字の形の崩れたる、筆にて運びし物にはあらじ。思うに指など喰い切りて....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
うぞこの為事をした、そこの二人にお尋下さい。
ファウスト
いや。それは尚
書様から奏聞なさるが好い。
尚書(緩かに歩み近づく。)
長生をいたした甲....