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書添え
「書添え〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
書添えの前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「活人形」より 著者:泉鏡花
出でて毒を飲みたる病人なり。鎌倉より東京のことなれば、敏き看官の眼も届くまじとて
書添え置く。) 得三|一度手を動さば、万事ここに休せむかな。下枝の命の終らむに....
「新生」より 著者:島崎藤村
ゼエルは選択を過《あやま》らなかった、決して心配することは要《い》らないと思うと
書添えて送った。
書記のお母さんの返事は避暑地なるセエブル・ドロンヌの海岸の方....
「梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
国許の門弟諸氏はその意味に於て荒巻、野中両家に対し感謝すべき理由がある事をここに
書添えておく。 明治三十三年の春頃であったか、福岡名産、平助筆の本舗として有名....
「パンドラの匣」より 著者:太宰治
らしばしば忠告を試みたるも、更に反省の色なし。よろしく当道場より追放すべし。」と
書添えられていた。 お隣りの「白鳥の間」には、前から硬骨漢がそろっていて、助手....
「ある探偵事件」より 著者:寺田寅彦
頭の迷誤である。それで、これも不思議な錯覚の一例として後日の参考のためについでに
書添えておくこととする。 (昭和九年二月『大阪毎日新聞』)....
「金魚」より 著者:豊島与志雄
を、彼は頭に浮べた。彼は微笑んで手紙を書き出し、用件の次につまらないことを長々と
書添えた。 何にもすることがなかった。 十時頃にその手紙を出しに外へ出た。 ....
「濹東綺譚」より 著者:永井荷風
者の観察の至らないわけではないのだから、そのつもりでお読みなさいと云うような事が
書添えられている。 わたくしは春水に倣《なら》って、ここに剰語を加える。読者は....
「光と風と夢」より 著者:中島敦
、救の手を差しのべた。ファニイは米国から未見の舅《しゅうと》に自分の写真を送り、
書添えて言った。「実物よりもずっと良く撮れております故、決して此の通りとお思い下....
「C先生への手紙」より 著者:宮本百合子
護として、アメリカの女は概して、落付きがない、軽薄であると云う批評に対して一言を
書添えたいと存じます。 私がこちらへ参りましてからも、そういう感じはかなり強く....
「鈍・根・録」より 著者:宮本百合子
手紙を読まされた。文学的な大きい身ぶりで母が娘を思うことが説明されて終りに和歌の
書添えてある手紙であったが、手紙に添えた唯一足の足袋は、コハゼがぶらぶらになった....
「近世快人伝」より 著者:夢野久作
かどこかで睾丸を落いて来たらしいな」 「アハハハハ。基督の十字架像に大きな睾丸を
書添えておく必要がありますな」 「その通りじゃ。元来、西洋人が日本へ耶蘇教を持込....
「少女地獄」より 著者:夢野久作
手紙を三通とも別々の宛名の封筒に入れて、お頼みした通りの順序に出して下さるように
書添えたものを同封にして、明二十六日の晩、町中が寝鎮まっている時刻に、愛子さんの....