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「書癖〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

書癖の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
安井夫人」より 著者:森鴎外
が蔵書を借り出して来るのである。一体仲平は博渉家《はくしょうか》でありながら、蔵書癖《ぞうしょへき》はない。質素で濫費をせぬから、生計に困るようなことはないが、....
シェイクスピアの郷里」より 著者:野上豊一郎
購入したといわれる“the first folio”の完全な一組が揃っていて、蔵書癖のある訪問者の目を羨ませがらしている。 問題は、ああした立派な作品をたくさ....
軽蔑された翻訳」より 著者:三木清
と共に、次に日本語になった飜訳書をもっと利用することを希望せずにはいられない。原書癖にとらわれて飜訳物を軽蔑し、折角相当な飜訳が出ているのに読まないで損をしてい....