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書記局
「書記局〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
書記局の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「一九三二年の春」より 著者:宮本百合子
長や同志窪川が捕えられた時に始ったのではなかった。ほとんど今年の始めから、絶えず
書記局は襲われ、一人や二人、短期の犠牲者は順ぐりであった。それと闘ってやっと来て....
「刻々」より 著者:宮本百合子
が一致するとは今から云えないことです」 「いや、分りました」 編輯部の顔ぶれ、
書記局との関係などを訊いた。 「なるほど……赤坊の手を捩《ねじ》るようなものだか....
「乳房」より 著者:宮本百合子
へ出入しはじめ、組合の活動に人手が足りなくなって来たら、これもまたいつの間にか、
書記局の手伝いのようになった。二十四五の、後姿を見ると肩の落ちたような感じの小柄....
「道標」より 著者:宮本百合子
、その下見《したみ》が行われたとき、伸子もついて行った。プロレタリア美術家同盟の
書記局の仕事をしているミチェンコという大男の画家は、板壁にたてかけた蒲原の作品を....
「三月八日は女の日だ」より 著者:宮本百合子
ひろって、フェージャにわたしながら云った。 ――さ! この報告は今夜七時までに
書記局へ行ってないじゃならないものよ。…… そして一寸皮肉に笑って、 ――「....
「ソヴェト文壇の現状」より 著者:宮本百合子
を守れ! プロレタリアートの生産と文化を守れ! 召集は、モスクワの国際革命作家
書記局から、世界のプロレタリア作家、革命的作家に向って発せられた。第二回国際革命....
「文芸時評」より 著者:宮本百合子
コフ会議、一九三〇年十一月に、ウクライナ共和国首府ハリコフで行われた国際革命文学
書記局第二回世界大会の日本のプロレタリア文学運動に関する決議が、この大会で一九三....
「前進のために」より 著者:宮本百合子
のとして理解しなければならない。このことは十二月号『プロレタリア文学』所載モルプ
書記局の「国際プロレタリア文学運動・当面の諸課題」という文章を読んでも、はっきり....
「『労働戦線』小説選後評」より 著者:宮本百合子
四十篇の原稿のなかから新日本文学会の
書記局で予選された二十篇をよんだ。そのどれもが、それぞれかかれた環境においてのね....
「その人の四年間」より 著者:宮本百合子
条件を闘いとった。この時期に新聞の編輯委員会に関係のあった大勢の婦人たち、クラブ
書記局の人たちが、それぞれに職業上の経験と性格とを生かしてはげしく活躍した物語は....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
らぬ訳。 戸台さん――戸台俊一。戸台俊一は日本プロレタリア文化連盟の出版部・
書記局などに活動して、一九三二年の春からのち、三三年、三四年と日本プロレタリア文....
「塩花」より 著者:豊島与志雄
志望して、外務省に勤めていたが、終戦後すぐ、官省に見きりをつけて、新らしい政党の
書記局にはいった。政治家も一種の対内的外交官だとの見解を持っていた彼としては、目....
「波多野邸」より 著者:豊島与志雄
来た。然し彼は他の人々とはあまり口を利かず、非常な速度で書物を読んだ。或る政党の
書記局にいた山口専次郎も、しばしばやって来た。彼は書物などは殆んど見向きもせず、....
「その人を知らず」より 著者:三好十郎
字で「東亜時計労働組合文化部。時局座談会」と二行に書き、「司会者アイサツ――組合
書記局、本山君」「労働組合の任務――細田正邦氏」「感想――片倉友吉君」(――ただ....
「肌の匂い」より 著者:三好十郎
大時代より左翼的な團體に關係し、終戰後すぐ共産黨に加入し、現在或る民主主義團體の
書記局員として活動、一方暇々に自宅近くの幼稚園内に勞働者託兒所を開設し、自ら主宰....