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「書記長〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

書記長の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
虚構の春」より 著者:太宰治
しょう。事実兄は、ぼくを中学の寄宿舎に置くと、一家を連れて上京、自分は××組合の書記長になり、学校にストライキを起しくびになり、お袋達が鎌倉に逃げかえった後も、....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
は全身蜂の巣のように弾丸を打ちこまれ、朱に染まって即死し、同乗して居りました工藤書記長、小柳秘書及び相沢運転手の三人も同様即死いたしました。兇行の目的は、協議妨....
一九三二年の春」より 著者:宮本百合子
寺島一夫、河野重弘等の同志たちが検挙されたこと、同時に、日本プロレタリア文化連盟書記長小川信一の家で書記窪川鶴次郎、出版所長壺井繁治がやられたことが報道されてい....
ソヴェト文壇の現状」より 著者:宮本百合子
も来た。ソヴェトに作品が紹介されているアンナ・ゼーゲルス(独)だ。 「ラップ」の書記長アヴェルバッハの挨拶で、簡単ながら熱心な歓迎の式がプラットフォームの上で始....
同志小林多喜二の業績」より 著者:宮本百合子
正しい革命的理論なしに行われないことを知っていた。 日本プロレタリア作家同盟の書記長、コップ中央協議員等という忙しい仕事を熱心に果しながら、寸暇をおしんで作品....
新しい抵抗について」より 著者:宮本百合子
すむにつれて三鷹の組合の副委員長をしている石井万治という人は嫌疑をかけられている書記長の自宅を訪問し、他所へつれて行って饗応し、ノートをひらいて、緊急秘密指令三....
その人の四年間」より 著者:宮本百合子
話される折もあるだろう。新聞は松岡洋子を編輯長とした。 櫛田さんは当時クラブの書記長であった。新聞そのものを実質的にクラブの機関紙としてゆくための闘いの時期、....
あとがき(『宮本百合子選集』第十巻)」より 著者:宮本百合子
このときは、山田清三郎が、右翼的日和見主義の自己批判を発表した。当時「ナップ」の書記長は山田清三郎であった。「前進のために」をよむと、誤りをみとめつつ、なお林房....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ある新番附を編成しようということに、動議がまとまったらしい。 その修正委員も、書記長も、指名されたり選挙されたりして、おのおの一方ならぬ意気込みでありました。....
キビキビした青年紳士」より 著者:甲賀三郎
して有給の書記が一人二人いたのであるが、今度迎えるのはそれらの上に立つ人で何でも書記長と呼んでいたかと思う。 新たに書記長に迎えられた人は最近まで大阪で新聞の....
不在地主」より 著者:小林多喜二
きなり壇から引きずり落されてしまった。 組合の竹畑が検束になった。それに対して書記長の太田が抗議をしかけたら、「生意気な、この野郎!」とばかりに、その場で滅茶....
まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
、その時にどう決っても、これはやむを得ない。たとえば、昨年の大会で、鈴木茂三郎が書記長と決ったとき、私は組織局長として一年間喜んで協力した。 今は私が書記長で....
私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
つきで徴兵検査を受ける身となったのも、皮肉といえば皮肉である。 四、三時間天下の書記長 新人会でも建設者同盟でも、当時の学生運動をやっていたものは民衆の中へと....
社大党はファッショ化したか?」より 著者:戸坂潤
社大党ファッショ化の証拠として挙げられているものは、之を外部から見る限り麻生書記長の言論の処々に散見して何となくその雰囲気を感じさせる民族主義風の定石に近い....
随筆銭形平次」より 著者:野村胡堂
れ「半七塚」は建立された。総理大臣吉田茂氏と幹事長広川弘禅氏の花輪の隣に、社会党書記長鈴木茂三郎君の花輪が並び、それに続いて五十幾つの花輪が飾られ、十一月六日の....