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「書評〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

書評の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
帰去来」より 著者:太宰治
寄こした。受け取って、見ると、その頃私が発表した「新ハムレット」という長編小説の書評が、三段抜きで大きく出ていた。或る先輩の好意あふれるばかりの感想文であった。....
読書法」より 著者:戸坂潤
』 〔付一〕ジードの修正について 〔付二〕「科学主義工業」の観念 ※書評 1 マルクス主義と社会学 2 非常時の経済哲学 3 『イ....
今日の読者の性格」より 著者:宮本百合子
層はさすがに今日自分たちの判断が曇らされぼんやりさせられて来ていることは感じて、書評にたよったり、出版|書肆《しょし》の信用と目されるものにたよったり、著書の定....
「結婚の生態」」より 著者:宮本百合子
石川達三氏の「結婚の生態」という小説について、これまで文学作品として正面からとりあげた書評は見当らなかった。それにもかかわらず、この本は大変広汎に読まれている本の一つ....
『暦』とその作者」より 著者:宮本百合子
至っている。今度新潮賞をうけることになったことや、それにつれてまた新しく『暦』の書評が書かれたりすることについて、壺井さんはどんな感想をもつだろうか。少し極りの....
巌の花」より 著者:宮本百合子
で、一九四六年以降に書いた三編が入っている。 いまこの四冊の評論集をながめて、書評を書こうとし、非常に困難を感じる。なぜなら、この四冊の本には、著者の二十年近....
あとがき(『宮本百合子選集』第十五巻)」より 著者:宮本百合子
争のはじまった年)の一月執筆禁止をうけるまで婦人のために書いた感想、評論、伝記、書評など四十篇が集められている。一九三二年から四〇年いっぱいといえば八年の年月だ....
年譜」より 著者:宮本百合子
めに「よもの眺め」を書いた。主としてジュール・ロマンの「ヨーロッパの七つの謎」の書評であり、資本主義国家が第一次大戦後欧州の社会主義化をおそれて、ナチスに投資し....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
う。芝のおじいさんのところへ行ってしらべること、まだあれからは行けませんでした。書評について、どうもありがとう。云われていることよくわかります。そんな風が気がし....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
化の多面さ、ゆたかさ、自由があるか、そのことでひとしお感動しました。もし私があの書評をかくとすればそのところにつよい光をあてます。新しい文化の傑出したタイプです....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
いでしょう。真の敗因を著者はどこに見ているかということが、ね。 こういうものの書評がじっくり出来たらいいのだが、と思います。 金星堂の本、送って来たのをすぐ....
わが文学修業」より 著者:織田作之助
新論」という本を書いた。西鶴の読み方は、故山口剛氏の著書より多くを得た。都新聞の書評で私のこの書を酷評した人があるが、私はその人たちよりは西鶴を知っている積りで....
解説」より 著者:原田義人
一四年に、今日では現代ドイツ文学の大作家といわれているローベルト・ムージルが短い書評でこの作品を取り上げて、その意図された素朴さというものを論じ、少年の根源的な....
年譜」より 著者:原田義人
ントシャウ」誌八月号に作家ローベルト・ムージルの『観察』および『火夫』についての書評掲載される。 十月、執筆のため二週間の休暇をとる。『流刑地で』を完成。この作....
『日本石器時代提要』のこと」より 著者:中谷宇吉郎
三百ページくらいの堂々たる体裁であった。評判も大分良かったらしく、『朝日新聞』の書評でも「年齢わずか三十歳の著者が」と、大いに褒めてあった。しかし本当は、当時二....