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曹操
「曹操〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
曹操の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
坂橋《ちょうはんきょう》に丈八《じょうはち》の蛇矛《だぼう》を横《よこた》えて、
曹操《そうそう》の軍百万人を睨《にら》め返したとか大袈裟《おおげさ》な事ばかり連....
「天主閣の音」より 著者:国枝史郎
と水が出る。が、只の水じゃァねえ。火となって燃える大変な水だあの赤壁の戦で、魏の
曹操の水軍を焼討ちにしたのも、此機械だ! さあ切るなら切るがいい。切られた途端に....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
おそ》るるところなく、更に※を諭《さと》したのでその大勇に心服したとある。その後
曹操が十歳で※水《しょうすい》に浴して蛟を撃ち退け、後人が大蛇に逢うて奔るを見て....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
箏笛浦 廬江の箏笛浦には大きい船がくつがえって水底に沈んでいる。これは魏王|
曹操の船であると伝えられている。 ある時、漁師が夜中に船を繋いでいると、そのあ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
世王の母アグレームン女公の臍《へそ》に茶を沸かしめて語った由。 『通俗三国志』に
曹操《そうそう》董卓《とうたく》を刺さんとして成らず。故郷に逃げ帰る途中関吏に捕....
「沙漠の古都」より 著者:国枝史郎
う。あんな匹夫を皇帝に戴いて私達は生きていられるかい。あいつは匹夫で姦賊なのだ!
曹操のような人間だ。なんの
曹操にも当たらない。あいつはむしろ王※よりももっと袁世....
「藪の鶯」より 著者:三宅花圃
事をしでかすもので。山中もマアそんなものサ。大きくいえば漢の荀※《じゅんいく》が
曹操《そうそう》におけるがごとしともいおうかネ。あの西郷も僕にいわすれば。やっぱ....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
勢も上杉勢も根ッから動いていない。定正がアッチへ逃げたりコッチへ逃げたりするのも
曹操が周瑜に追われては孔明の智なきを笑うたびに伏兵が起る如き巧妙な作才が無い。軍....
「三国志」より 著者:吉川英治
や抄略をあえてせずに、長篇執筆に適当な新聞小説にこれを試みた。そして劉玄徳とか、
曹操とか関羽、張飛そのほか、主要人物などには、自分の解釈や創意をも加えて書いた。....
「三国志」より 著者:吉川英治
見えた。 声静かに、名乗っていう。 「われは沛国※郡(安徽省・毫県)の生れで、
曹操字は孟徳、小字は阿瞞、また吉利ともいう者です。すなわち漢の相国曹参より二十四....
「三国志」より 著者:吉川英治
曹操を搦めよ。 布令は、州郡諸地方へ飛んだ。 その迅速を競って。 一方――....
「三国志」より 著者:吉川英治
かと、ご下問あると、楊彪はここに一策ありと次のような意見をのべた。 「今、山東の
曹操は、良将謀士を麾下に集めて、蓄うところの兵数十万といわれています。ただ、彼に....
「三国志」より 著者:吉川英治
呂布は、櫓に現れて、 「われを呼ぶは何者か」と、わざと云った。 泗水の流れを隔てて、
曹操の声は水にこだまして聞えてきた。 「君を呼ぶ者は君の好き敵である許都の丞相曹....
「三国志」より 著者:吉川英治
がたずねると、美姫のひとりが、黙って北のほうを指さした。 この十美人は、いつか
曹操から関羽へ贈り、関羽はそれをすぐ二夫人の側仕えに献上してしまい、以来、そのま....
「黒田如水」より 著者:吉川英治
た」 ふたたび床几へもどりながら、彼は左右の扈従へも眼をくれて語った。 「魏の
曹操のことだが。――かつて
曹操が麦畝を行軍中、百姓を憐れんで、麦を害すものは斬ら....