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曽祖父
「曽祖父〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
曽祖父の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
年のことでございましょう。祖母はお初と申しまして、お初の父――すなわちわたくしの
曽祖父にあたる人は増右衛門、それがそのころの当主で、年は四十三四であったとか申し....
「落ちてゆく世界」より 著者:久坂葉子
何が何やらわかりません。急におかしさがこみ上げて来ます。銅像といえば、私の祖先も
曽祖父も銅像がたてられました。けれども赤襷をかけて戦争中出征致しました。御影石の....
「灰色の記憶」より 著者:久坂葉子
領地を治めていた貧乏貴族の血とが、私の体をこしらえあげた。 私の父は、その頃、
曽祖父の創業した、工業会社の重役をしており、私の母は、上品なきれい好きの江戸っ子....
「幾度目かの最期」より 著者:久坂葉子
の家族が傍にあるのです。三代目の家族の一人なんです。有名な親をもち、有名な祖父、
曽祖父をもち、貴族出の母親をもっているんです。その悲劇は、どうせ、このつづきにか....