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最古
「最古〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
最古の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
明を与えるという効果があるのである。 最も興味のあるのは我々現在の観念の萌芽が
最古の最不完全な概念形式の中に既に認められることである。これらの観念がその環境の....
「自叙伝」より 著者:大杉栄
人だったろうと思うが、すぐにこの先輩から「仲間」として可愛がられるようになった。
最古参生たる第一期生の「仲間」には、学校の中では、どんな悪いことでも無事にやれた....
「土俗玩具の話」より 著者:淡島寒月
び人形は単に一時の娯楽品や、好奇心を満足せしむるを以ってやむものでない事は、人類
最古の文明国たりし埃及時代に已に見事なものが存在したのでも知られる。英国の博物館....
「南蛮秘話森右近丸」より 著者:国枝史郎
大いさ三間二面、廻廊があって勾欄が付き、床が高く上っている我等が祖先大和民族の、
最古の様式の社なのである。 社に添って家がある。おおかた似たような様式である。....
「演劇の様式――総論」より 著者:岸田国士
うである。 「ファルス」の歴史は非常に古いのであるが、現在、文献として残つている
最古のものは、フランス十六世紀の所産である『代言人パトラン先生』で、この作品は作....
「血曼陀羅紙帳武士」より 著者:国枝史郎
の「持つ人の善悪に関わらず、持つ人に福徳を与う」とまで、云い伝えられている、日本
最古の刀匠――大宝年中、大和に住していた天国の作の、二尺三寸の刀身の、何んと、部....
「バークレーより」より 著者:沖野岩三郎
の方へ十町ばかり行くと、そこにユーカリプタスの森がある。その森の中には太平洋沿岸
最古の女子大学ミルスカレッジがある。遠慮なくカレッジの庭を通りぬけて、三哩ばかり....
「詩語としての日本語」より 著者:折口信夫
ごろた石・丸太棒として転がっているに過ぎないからである。私などは、今の作者の中、
最古語を使う者の内に這入る者である。併し私にとっては、古語は完全な第二国語である....
「本州における蝦夷の末路」より 著者:喜田貞吉
なり、その指すところが違って参りますが、いずれにしても長髄彦家に関係をつけ、日本
最古の名家だとすることは同一であります。この系図が果して信ずべきものか否かは別問....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
物館、ローマ教|本山を巡覧す。博物館は壮大にして、かつこの種の建築としては、豪州
最古のものなりという。館内に土人の遺物を陳列せる所、最も興味あり。旧教本山もまた....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
の労作『南朝の悲歌』正続篇『宗良親王』が傑出した収穫であって、近くは『新葉集』中
最古の古写本である富岡家旧蔵本が、『富岡本新葉和歌集』として出版されている。ここ....
「古事記」より 著者:太安万侶
洗う時に現われ、海水に浮き沈みして身を洗う時に、さまざまの神が出ました。それ故に
最古の時代は、くらくはるかのあちらですけれども、前々からの教によつて國土を生み成....
「特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」より 著者:喜田貞吉
おいて、天皇陛下はまず新穀を天津神・国津神に捧げ給うというようなことであります。
最古の皇室の御成立の御次第を申しますならば、天孫|瓊瓊杵尊が日向の高千穂峯にお降....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
長和二年は前引『高野参詣記』の永承よりも三十六年前であれば、これこそ管見に上った
最古の散所といってよい。しかしこの散所随身とは、はたしていわゆるサンジョの義か否....
「新古細句銀座通」より 著者:岸田劉生
いた。 尾張町一丁目の角がマツダランプである。ここが一種のビルディングとしては
最古の一つであろう。多分十余年になると思う、その向うの白牡丹は古い。一時は婦人小....