最大多数の最大幸福[語句情報] » 最大多数の最大幸福

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最大多数の最大幸福の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
善の研究」より 著者:西田幾多郎
多人数の最大幸福が快楽説の原則よりして道理上一層大なる快楽と考えねばならぬから、最大多数の最大幸福というのが最上の善であるといっている。またベンザムはこの快楽説....
道徳の観念」より 著者:戸坂潤
題を善悪の価値対立問題として、その後の倫理学を支配した(ベンサムの功利主義に立つ最大多数の最大幸福説――之はベッカリーアの思想から糸を引いていると云われる――を....
哲学入門」より 著者:三木清
とか幸福とかというものも社会的に考えられねばならぬであろう。功利主義者ベンサムは最大多数の最大幸福ということをもって道徳の原理としている。快楽説は個人的快楽説か....
学生と教養」より 著者:倉田百三
、シヂウィックや、英国経験学派の系統を引く功利主義の倫理学はほとんどことごとく「最大多数の最大幸福」を社会理想として実現せんとする、多かれ少なかれ、社会改良運動....
学生と先哲」より 著者:倉田百三
うこそ予言者の本能である。 しかもまた大衆を仏子として尊ぶの故に、彼らに単に「最大多数の最大幸福」の功利的満足を与えんとはせずに、常に彼らを高め、導き、精神的....
美の国と民芸」より 著者:柳宗悦
のです。しかしどうしたら美の国を将来することができるか。よく倫理学者や経済学者は最大多数の最大幸福ということを説きますが、美の領域でもわずかな少数のものが美しく....