最終回[語句情報] »
最終回
「最終回〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
最終回の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「わが思想の息吹」より 著者:坂口安吾
そういうさなかの六月六日ふと思いたって、握り飯をぶらさげて、木村塚田将棋名人戦の
最終回を見物にでかけた。 木村名人が名人位を転落するまことに何か最も充実した一....
「不良少年とキリスト」より 著者:坂口安吾
、ともかく、現世を相手のM・Cであったことは、たしかだ。もっとも、「如是我聞」の
最終回(四回目か)は、ひどい。こゝにも、M・Cは、殆どいない。あるものは、グチで....
「闘牛」より 著者:野上豊一郎
見えて競争心を起し、何か花やかなことをしてやろうとあせってるようであったが、遂に
最終回に及んで大事件が出来した。 牛も回を重ねるに従い次々に猛烈な奴が跳び出し....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
とは、絶対に不可能だ。一分十五秒で千米を走る強い選手は自分のペースで走っており、
最終回までに全力がつくされて一分十五秒になるように配分されており、一方、弱い選手....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
毎々々の報告を連日怠りなく講じておいたから、ちょうど読みきり講釈のデンで、ただ今
最終回をつとめ終ったところ。まだ日はそう高くはない。奴め握り飯を腰にぶらさげてき....