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月の入り
「月の入り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
月の入りの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「蘇生」より 著者:田中貢太郎
もきましたから、すぐ掘ってください」 「墓を掘るのですか」 「そうですよ、今晩の
月の入りが私の蘇生る時ですよ、掘って、三日の間、私の名を呼んでください、三日すれ....
「「平家物語」ぬきほ(言文一致訳)」より 著者:作者不詳
きなおって舷へ出られた。漫々とはてしない水の上だからどこを西とはわからないけれ共
月の入りかけて居る山の端をその方がくだろうと思って静かに念仏をなさると沖の白砂に....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
大きなあくびをひとつすると、盆のほうへ手をのばして蜜柑をとりあげる。 十一
月の入りかけに、四五日ぐっと冷えたが、また、ねじが戻って、この三四日は、春のよう....