月の客[語句情報] »
月の客
「月の客〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
月の客の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「朱日記」より 著者:泉鏡花
だ。夜が明けたように広々として、崖のはずれから高い処を、乗出して、城下を一人で、
月の客と澄まして視めている物見の松の、ちょうど、赤い旗が飛移った、と、今見る処に....
「蓄音機」より 著者:寺田寅彦
らかのゆとりができた。三が日過ぎたある日親類へ行ったら座敷に蓄音機が出ていた。正
月の客あしらいかたがたどこからか借りて来たので、私が来たら聞かせようと言って待っ....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
ぶりにも、よほどな好意をもつ者にちがいなかった。 まだ頭の繃帯もとれていず、正
月の客もみなことわっていたのである。そこへ通されて来たのは、一見、遠来の武者だっ....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
にするしかない。 この栞のためには、知己や先輩にも、つい御迷惑をかけている。今
月の客欄には、中村孝也博士に感想をおねがいしたよしを、編集子から伺った。孝也先生....