月の船[語句情報] »
月の船
「月の船〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
月の船の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大切な雰囲気」より 著者:小出楢重
した写真の中で自分の肖像だけ送る。一枚は室内で帽子を被っている処だ。 どうせ二
月の船で帰るのだから、あとの写真は送らずに僕がもって帰る。もうねむとなったからコ....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
ゝ野分かな 税苛し莨畑の秋の風 三日月や仏恋しき草枕 三日月に女ばかりの端居かな
月の船琵琶抱く人のあらはなり 横雲やいざよふ月の芝の海 古妻の昔を語る月夜かな ....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
あなたのお話はよく分りました。ですが、私はお約束を解きませんよ。博覧会の日限は一
月の船が積み切りで、もはや間に合いません。しかし、それは、それでよろしゅうござい....
「三国志」より 著者:吉川英治
たる気概をもった青年だった。 ところが、近来の彼はどうだろう。赤壁の役の前、観
月の船上でも、うたた自己の老齢をかぞえていたが、老来まったく青春時代の逆境に嘯い....