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月の霜
「月の霜〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
月の霜の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
った人たちの歴史である。百姓の仕事とする朝草も、春先青草を見かける時分から九月十
月の霜をつかむまで毎朝二度ずつは刈り、昼は人並みに会所の役を勤め、晩は宿泊の旅人....
「魔都」より 著者:久生十蘭
よいよ戦闘が開始されることになった。
見上げれば、はや月は西に傾き、満地には一
月の霜、人影一つない坦々たる馬場先門の大道を轟々たる爆音を轟かせながら、消灯した....