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月例
「月例〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
月例の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「こころ」より 著者:夏目漱石
の大樹《たいじゅ》を眼《め》の前に想《おも》い浮かべた。勘定してみると、先生が毎
月例《まいげつれい》として墓参に行く日が、それからちょうど三日目に当っていた。そ....
「青年」より 著者:森鴎外
掛けてある。上の方へ横に羅馬字で DIDASKALIA と書いて、下には竪に十一
月例会と書いてある。 「ここだよ。二階へ上がるのだ」 瀬戸は下駄や半靴の乱雑に....
「お奈良さま」より 著者:坂口安吾
りがよくなってどこに当るということもなくスラスラとつらなりでるオモムキがある。例
月例年の命日の読経などはさしつかえないが、葬式やお通夜の場合は泣きの涙でいる人も....
「探偵小説思い出話」より 著者:山本禾太郎
は仙台、札幌、遠くは大連にまで探偵小説クラブという会が出来て同好の連中が集まり毎
月例会の消息を知らせてくるという盛況ぶりであった。この「ぷろふいる」の編輯に九鬼....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
の興味をかりたてている。 ここのところ、寄るとさわると、闘犬興行の噂であった。
月例の上覧闘犬のほか、五月の“犬合せ”は、鎌倉中のお犬祭りといってよい。鳥合ヶ原....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
都は紅葉しかけている。 高尾も、鞍馬も。 その日、二条加茂川べりの水鳥亭は、
月例の“文談会”の日であった。 流れにのぞむ広間の水欄には、ちらほら、参会者の....
「編輯雑感」より 著者:喜田貞吉
して思うと、これらの講演がいずれも不徹底極まるものであったのは恥しい。 昨年八
月例の米騒動があって、京都付近でも部落の人々が大分これに関係した如く噂された。他....