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月夕
「月夕〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
月夕の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「創作家の態度」より 著者:夏目漱石
にも移らないし、悪をも避けないし、壮挙をも企て得ないし、下劣をも恥じないし、花晨
月夕《かしんげっせき》の興も尽きはてようし、夫婦としても、朋友《ほうゆう》として....
「大鵬のゆくえ」より 著者:国枝史郎
をマクにもなかなか手腕が入るそうである。 ここは街道の一本道。薄雪の積もった正
月夕暮れ。ほとんど人通りは絶えている。なかなかマクには骨が折れる。 「おおそうだ....
「かくれんぼ」より 著者:斎藤緑雨
に俊雄はひたすら疇昔を悔いて出入りに世話をやかせぬ神妙さは遊ばぬ前日に三倍し雨晨
月夕さすが思い出すことのありしかど末のためと目をつぶりて折節橋の上で聞くさわぎ唄....
「日和下駄」より 著者:永井荷風
する西洋市街の列に加わる事も出来ない。さればこの中途半端の市街に対しては、風雨雪
月夕陽《ふううせつげつせきよう》等の助けを借《か》るにあらずんば到底芸術的感興を....