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「月待ち〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

月待ちの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
たこと等は、すべて遠慮するのが其の時代の習慣であったので、さし当り七月二十六夜の月待ちには高台や海岸に群集する者もなかった。翌月の十五夜も月見の宴などは一切遠慮....
残されたる江戸」より 著者:柴田流星
で、乾物屋へ廻らずともなので、宵には万の供物もととのい、二階座敷に打ちつどうての月待ち、武蔵野の月は昔に瓦屋の唐草を出て唐草に入るまで、さ霧の立ちこむる巷に灯影....
源氏物語」より 著者:紫式部
らぬうちに出かけよう」 と言いながら院がお召しかえをしておいでになると、 「『月待ちて』(夕暮れは道たどたどし月待ちて云々)とも言いますのに」 若々しいふう....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
、女の語気としてかまわぬであろう。 ○ 夕闇は路たづたづし月待ちて行かせ吾背子その間にも見む 〔巻四・七〇九〕 大宅女 豊前国の娘子|大....