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「月暈〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

月暈の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
渾沌未分」より 著者:岡本かの子
洒な姿態である。そして、このとき今まで彫刻的に見えた小初の肉体から妖艶な雰囲気が月暈のようにほのめき出て、四囲の自然の風端の中に一|箇不自然な人工的の生々しい魅....
黒髪」より 著者:近松秋江
六、七日ばかりの月が明るく照らして、頭を仰のけて眺めると、そのまわりに暖かそうな月暈が銀を燻したように霞んで見えている。そんなに遅く外を歩いていて少しも寒くなく....
後光殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
け込んで来て、玄白堂に妖しい奇蹟が現われたと云うのである。それが、天人像の頭上に月暈の様な浄い後光がさしたとの事なので、ともかく一応は調べる事になり、胎龍と空闥....