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「月曜〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

月曜の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
一夕話」より 著者:芥川竜之介
藤井は昂然《こうぜん》と眉を挙げた。 「あれは先月の幾日だったかな? 何でも月曜か火曜だったがね。久しぶりに和田と顔を合せると、浅草へ行こうというじゃないか....
十円札」より 著者:芥川竜之介
―――――――――――――――――――――――― 保吉は明後日《あさって》の月曜日に必ずこの十円札を粟野さんに返そうと決心した。もう一度念のために繰り返せば....
路上」より 著者:芥川竜之介
。 「来週の水曜日――午後からと云う事になっているんだが、君の都合が悪るけりゃ、月曜か金曜に繰変えても好い。」 「何、水曜なら、ちょうど僕の方も講義のない日だ。....
或る女」より 著者:有島武郎
》には皮肉はいえません。 「僕はあなたが失望なさらないように祈ります。僕は来週の月曜日から習志野《ならしの》のほうに演習に行きます。木村からのたよりでは、彼は窮....
クララの出家」より 著者:有島武郎
あえず、静かに床からすべり出た。打合せておいた時刻が来たのだ。安息日が過ぎて神聖月曜日が来たのだ。クララは床から下り立つと昨日|堂母に着て行ったベネチヤの白絹を....
赤外線男」より 著者:海野十三
この言草も、結局大した罪にならないと考えられる。―― さてその日は四月六日で、月曜日だった。 ところは大東京で一番乗り降りの客の多いといわれる新宿駅の、品川....
地獄街道」より 著者:海野十三
客に売ることがあるし、また間違って売る場合もある。それはバーの主人がときどき休む月曜日の夜に、不馴れなマダムが時々こいつを客に飲ませるのだ。勿論マダムはそんな妖....
とむらい機関車」より 著者:大阪圭吉
いや、すると七日目毎に盗られたと言う事になるじゃあないですか※ とすると、今日は月曜日ですから、日月……と、つまり日曜日の朝毎に盗られたんですね」と助役は暫く考....
超人間X号」より 著者:海野十三
や》しい谷博士 さて、ある日のこと。 ある日といっても、それは、日曜日の次の月曜日が祭日《さいじつ》で、土曜日の午後から数えると、二日半の休みがとれる日の、....
世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
バーグレーヴ夫人は彼女にむかって、なぜそんなに急ぐのかと訊ねると、彼女はたぶん月曜日までは旅行に出られないかもしれないが、ともかくも帰らなければならないと答え....
若草物語」より 著者:オルコットルイーザ・メイ
たらきになりますが、考えてからなさらないので、なにをしでかしなさるかわりません。月曜日せんたくますようお祈りいたしております。ハンナ・マレットより。 第二号付....
ひこうかばん」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
うん、それがいいよ。」と、王さまもおっしゃいました。「それでは、おまえ、むすめは月曜日にもらうことにしたらよかろう。」 まず、こんなわけで、おふたりとももう、....
白花の朝顔」より 著者:泉鏡花
義理で、退引ならず二階で、膝詰の揮毫となる処へ、かさねて、某新聞の記者、こちらは月曜附録とかいう歌の選の督促で一足|後れたが、おくれただけ、なお怒ったように、階....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
しは新聞社に籍を置くことになって、最初は校正係の助手を命ぜられた。 二月三日の月曜日の午後に、わたしは編集局へ顔を出すと、編集長の渡辺亨君がすぐにわたしを呼ん....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
岸す。これ豪州の北端なり。検疫および旅行者の調査あり。この辺り小嶼海中に群立す。月曜、火曜、水曜、木曜、金曜、土曜の六島その主なるものなり。昔時、キャプテン・ク....