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月長石
「月長石〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
月長石の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「銀河鉄道の夜」より 著者:宮沢賢治
の外を指さして云いました。 線路のへりになったみじかい芝草《しばくさ》の中に、
月長石ででも刻《きざ》まれたような、すばらしい紫のりんどうの花が咲いていました。....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
古いお寺から、旦那さまが宝物をお盗みになった。その跡を蹤けてはるばるあの方が、『
月長石』のように追ってきたんじゃないかしら……。宝物を返せ、さもなくば殺してしま....
「ドイルを宗とす」より 著者:甲賀三郎
学校を出て勤めの身になってから、甚しく私の興味を刺戟したのは、森下雨村君訳の「
月長石」と、小酒井不木君訳の「夜の冒険」の二長篇だった。就中後者は探偵小説構成の....
「銀河鉄道の夜」より 著者:宮沢賢治
《い》いました。 線路《せんろ》のへりになったみじかい芝草《しばくさ》の中に、
月長石《げっちょうせき》ででも刻《きざ》まれたような、すばらしい紫《むらさき》の....
「前記天満焼」より 著者:国枝史郎
う? 青々と光るものがある! 鉛で作った大形の、偃月刀でございます。柄に鏤めたは
月長石と、雲母石とでございました。それで刳ったのでございます。可哀そうな可哀そう....