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月額
「月額〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
月額の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十円札」より 著者:芥川竜之介
吉はいつも金に困っていた。英吉利《イギリス》語を教える報酬《ほうしゅう》は僅かに
月額六十円である。片手間《かたてま》に書いている小説は「中央公論《ちゅうおうこう....
「死までを語る」より 著者:直木三十五
だけではやって行けそうにない。それで (月謝を払わない事にしたら) と考えた。
月額四円の節約、これは大きい。 (何うも、あんな先生のあんな講義で、四円五十銭も....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
貯は殆ど尽きていたので、奈何ともすることが出来なかった。既にして保が師範学校から
月額十円の支給を受けることになり、五百は世話をするものがあって、不本意ながらも芸....
「今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
月までに一三、四九五人となり、八月の調査では二八、七六一人に増大した。奨学金貸与
月額は四、三一六、七七〇円にのぼっている。 8 国際文化組織 ....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
も喜ばせた。この風俗は官吏の全部に行き亘って、事務次官会議では、各省高等官は俸給
月額の少くとも百分の一を醵出して農村に送ることを申し合わせた。大蔵省の計算による....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
と、月に十円の大金を支払っても六十五年もかかる。ソバ屋の出前持の給金は、住みこみ
月額三円五十銭というから、月に五十銭か、せいぜい一円の支払い能力しかなく、実に元....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
少ともその打撃を受けないものはなかったが、中村屋(当時売上げ月二万円程度)でも、
月額千円に上った商品切手が全く出なくなり、その他の売上げにおいておよそ二千円を減....
「市川九女八」より 著者:長谷川時雨
え》へ芦辺倶楽部《あしベクラブ》というのが出来るそうで、師匠が出てくれるならば、
月額千円は出すというのだそうだ。」 九女八は、考え、考え、台助の小指をいじりな....
「国会図書館の窓から」より 著者:中井正一
集が来年度のプランとなることであろう。納本制度は二年目の今年度になって、ようやく
月額一千冊を越えるにいたったので、大いに意を強くしているのである。新聞も、全新聞....