有りける[語句情報] » 有りける

「有りける〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

有りけるの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
なるは上のひまを窺ひて奪はむと謀りて、かたみに仇みつゝ、古より国治まりがたくなも有りける。そが中に、威力あり智り深くて、人をなつけ、人の国を奪ひ取りて、又人に奪....
妖怪学」より 著者:井上円了
いうときは、落つるなり。 (七)やけどを治する呪術 「さる沢の池のほとりに有りけるがあじかの入道をふてこそ入れ」この歌を三遍よみ、やけどの所を口にて吹くま....
山の人生」より 著者:柳田国男
にたるなるべしと、後に此事を人に語りしを、人の伝へたりし也。深き山にはかゝる者も有りけるよとて、細井知慎語れり。 巨人の足跡を見て感動した例は、決して支那の昔....