有るまじき[語句情報] » 有るまじき

「有るまじき〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

有るまじきの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
思い出す事など」より 著者:夏目漱石
って来て瓶《へい》に挿《さ》した一輪の白さと大きさと香《かおり》から推して、余は有るまじき広々とした画《え》を頭の中に描いた。 聖書にある野の百合とは今云う唐....
幽霊塔」より 著者:黒岩涙香
イ抵抗力のなくなるまでお宿を致す外は有りません」余「実は貴方がたのする事は人間に有るまじき所業です、何等の卑劣、何等の卑怯です、私の立ち去るのを少しも邪魔せぬな....
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
にすれば真偽をばさのみたゞさず、其者を犯人として刑に行ふ様の類もあるとか、是又甚有るまじき事なり。刑法の定りは宜しくても、其法を守るとして、却て軽々しく人をころ....