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有卦に入る
「有卦に入る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
有卦に入るの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「一円本流行の害毒と其裏面談」より 著者:宮武外骨
の筆を執る事にした、それで何だか卑怯らしい所もあるが、円本出版屋の大広告を載せて
有卦に入る諸新聞、印税を貰って北叟笑む蚊士共、それ等に縁固ある諸雑誌、評論家ばか....
「艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
けたものがない。川向うの上木屋町あたりで若い妓たちが、この門の締まるのを見ると、
有卦に入るといって、欄干にもたれてじっとそれを待っているが、見ているときには締ま....
「魚紋」より 著者:吉川英治
っとして、足を竦めた。 まるで、天から授かり物のような今夜の使の話なのである。
有卦に入るというのはこんなことだろうと独りで悦に入っていたのだ。 所が、もう梯....