有明月夜[語句情報] » 有明月夜

「有明月夜〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

有明月夜の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
源氏物語」より 著者:紫式部
にまた恋をし始めるということはできないことであると薫は思い明かした。 次の朝の有明月夜に薫は兵部卿の宮の御殿へまいった。三条の宮が火事で焼けてから母宮とともに....
源氏物語」より 著者:紫式部
時片腹痛さで伏し目になっている姫君だった。 夜になって月が明るく出た。川の上の有明月夜のことがまた思い出されて、とめどなく涙の流れるのもけしからぬ自分の心であ....
『新訳源氏物語』初版の序」より 著者:上田敏
たるに、楽の声まさり、物の面白き」舞踏の庭、「秋の夜のあはれには、多くたち優る」有明月夜、「三昧堂近くて、鐘の声、松の風に響き」わたる磯山陰の景色が思い出され、....