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「有智〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

有智の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
世界怪談名作集」より 著者:アンドレーエフレオニード・ニコラーエヴィチ
が勝手に決めたのであって、無限には賢こさも愚かさもないことを識った。したがって、有智と無智、真理と虚説、高貴と卑賤とのあいだの犯すべからざる境界線は消え失せて、....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
果はほとんど全く看過されている。しかしおそらくかかる結果の中には、あらゆる時代の有智の慈善家が絶えずその是正を目的としたところの、かの罪悪と窮乏、及び自然の恵み....
日本男子論」より 著者:福沢諭吉
我輩は我が社会を維持して国を立てんとするに、むしろ無学無術の人と事を共にするも、有智の妖怪と共にするを欲せざる者なり。そもそも我が日本国の独立して既に数千年の社....
炭焼長者譚」より 著者:喜田貞吉
思禅師の許から招聘して、ここに建立したのだと云われている。このほかに同国大野郡の有智山蓮城寺についても、真野の長者と蓮城法師との縁起は伝えられているのである。 ....
法然行伝」より 著者:中里介山
やると、法然は、決してそんなことがある筈はない。念仏は一切衆生の為で、無智だの、有智だの、有罪無罪、善人悪人、持戒破戒等の区別があるべきものでないということを懇....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
この婆に翻弄されることには、沢庵もどうしようがないらしい。 無智はいつでも、有智よりも優越する。相手の知識を、恬として無視し去ってしまう場合に、無智が絶対に....
私本太平記」より 著者:吉川英治
。 「聞きねかし、旅僧…… われは菊池入道の子、三郎頼隆と申す者、童名菊一とて、有智山の稚子にて候ひし、人みな知つて候ふ…… さるに、菊池の庄にて、新妻を迎へ、....
私本太平記」より 著者:吉川英治
二月二十七日には、もうこの大兵力のため、少弐|妙恵の守る太宰府――宝満山のふもと有智山の城――は十重二十重にとりかこまれていたものだった。 ささえうるはずがな....