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「有知〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

有知の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ましょう」 と言ってこの女は、これから行く先の日取りまで数えている。 明日は上有知《かみうち》泊り、それから長良川《ながらがわ》を河渡《こうど》まで舟で下って....
素人製陶本窯を築くべからず」より 著者:北大路魯山人
らに楽しみ、自己に成就の用意があるなしを省みるいとまもなく窯に火を入れるなどは、有知のなすべきでないことわりを前四回にわたって僭越とは知りながらいささか説くとこ....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
をとらしめんと欲せば、よろしく旧来の宗教中にその元素を入れて、知らず識らずの間に有知有識の境に誘入するを要するなり。 今、わが国旧来の宗教には神仏二教あり。仏....
茶漬三略」より 著者:吉川英治
。 わしは長良川の上流を、十里余も溯って、たった独りの老母がいる関の宿の在、下有知という草ぶかい田舎へ一本槍に帰って来た。 わしの姿を見た時の、その時の老母....