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「有色人種〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

有色人種の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
船医の立場」より 著者:菊池寛
どれだけ感心したか分からない。彼らの熱烈な精神《ソウル》は私の心を打った。私は、有色人種の心のうちに、こんな立派な魂が宿っているとは知らなかった。その上、翻訳で....
中国に於ける二人のアメリカ婦人」より 著者:宮本百合子
グネスが、カリフォルニヤ大学で、そこの理事会がインド人の講演に反対したことから、有色人種に対する研究心を刺戟され、永年に亙る人種的偏見への闘争をはじめていること....
一連の非プロレタリア的作品」より 著者:宮本百合子
得た経験が、亀のチャーリーの心持をプロレタリアとして、またアメリカ帝国主義の下で有色人種労働者として二重の搾取と抑圧とに闘っている日本人移民労働者としてのチャー....
地球要塞」より 著者:海野十三
ある。白人の外交は、いつの世にも、あまりに複雑怪奇である」 「すると、白色人種と有色人種との間に、歴史的な、そして宿命的な戦闘が始まるのですか」 私は、そのよ....
辞典」より 著者:戸坂潤
神主義の一つの変形はアジア主義乃至大アジア主義であり、日本精神に基く日本はアジア有色人種の代表者・指導者として、ヨーロッパの唯物思想・個人主義・資本主義等々に対....
マーカス・ショーとレビュー式教育」より 著者:寺田寅彦
服姿の黒奴に扮した舞踊などもあったが、西洋人ばかりの観客の中に交じった我々少数の有色人種日本人には、こうしたニグロの踊りは決して愉快なものではなかった。 パリ....
少年連盟」より 著者:佐藤紅緑
きみの口から出るとは思わなかったね」 「卑劣だ、いったいジャップは卑劣だ、なんだ有色人種のくせに」 ドノバンはペッと大地につばをはいた。富士男の顔はさっとあか....
昭和遊撃隊」より 著者:平田晋策
、心から日本に降伏はしませんぞ。われ等は白人だ。日本の師団長よ。あなたはいやしい有色人種だ。われわれとは種《たね》が違いますよ。日本刀が何です、『富士』が何です....