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有道
「有道〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
有道の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「カズイスチカ」より 著者:森鴎外
るに安んじている父の 〔re'signation〕《レジニアション》 の態度が、
有道者の面目に近いということが、朧気《おぼろげ》ながら見えて来た。そしてその時か....
「野分」より 著者:夏目漱石
を払って、でき得る限り彼らをして第一種の解脱に近づかしむるを道徳と云う。道徳とは
有道《ゆうどう》の士をして道を行わしめんがために、吾人がこれに対して与うる自由の....
「河明り」より 著者:岡本かの子
つもりで、その道筋の二つ目の橋を渡る手前にさしかかると、左の河並に横町がある。私
有道路らしく道幅を狭めて貨物を横たえているが、陸側は住居附きの蔵構えの問屋店が並....
「運命」より 著者:幸田露伴
も、輝祖独り毅然として正しきに拠る。端厳の性格、敬虔の行為、良将とのみ云わんや、
有道の君子というべきなり。 兵部尚書鉄鉉、執えられて京に至る。廷中に背立して、....
「ノンシャラン道中記」より 著者:久生十蘭
を基点として、南は仏伊の国境マントンに至る、ここは仏蘭西の※を縦に貫く坦々たる国
有道路《ルウト・ナシォナアル》。この大道を、磨き上げられた宝石のごとき Peug....
「孔子」より 著者:和辻哲郎
えて正しからざらん。(顔淵、一七) 季康子政を孔子に問いて曰く、如し無道を殺して
有道を就(成)さば何如。孔子対えて曰く、子、政を為すに焉んぞ殺すことを用いん、子....