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朕
「朕〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
朕の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「四条畷の戦」より 著者:菊池寛
す/″\も神妙なり、大敵今勢を尽して向ふなれば、今度の合戦天下の安否たるべし、…
朕汝を以て股肱とす。慎で命を全ふすべしと仰せ出されければ、正行頭を地につけて、兎....
「運命」より 著者:幸田露伴
たもうや、刑官に諭したまわく、大明律は皇祖の親しく定めさせたまえるところにして、
朕に命じて細閲せしめたまえり。前代に較ぶるに往々重きを加う。蓋し乱国を刑するの典....
「ガリバー旅行記」より 著者:スウィフトジョナサン
し、次の条項を示し、厳粛に誓わせ、その実行を求めるものである。 第一 人間山は
朕の許可状なしに、この国土を離れることはできない。 第二 人間山は
朕が特に許し....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
遠の御朝廷に、汝等が斯く罷りなば、平らけく吾は遊ばむ、手抱きて我は御在さむ、天皇
朕がうづの御手もち、掻撫でぞ労ぎたまふ、うち撫でぞ労ぎたまふ、還り来む日|相飲ま....
「続堕落論」より 著者:坂口安吾
合作の大詰の一幕が八月十五日となった。 たえがたきを忍び、忍びがたきを忍んで、
朕の命令に服してくれという。すると国民は泣いて、外ならぬ陛下の命令だから、忍びが....
「天皇陛下にさゝぐる言葉」より 著者:坂口安吾
市や農村へ、旅行するのでなければ、人間天皇などゝは何のことだか、ワケが分らない。
朕はタラフク食っている、というプラカードで、不敬罪とか騒いだ話があったが、思うに....
「邪教問答」より 著者:坂口安吾
と御反省の素質が欠けており、英雄のつもり、神様のつもりでいらっしゃる。 今度『
朕』という奇妙な言葉がなくなったのは当り前のこと、
朕だの天皇服、皇后服などと天皇....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
な偶像に教育されただけであった。 しかし、彼はともかく無条件降伏の断を下した。
朕の身はどのようになろうとも、と彼は叫んでいるではないか。そこに溢れている善意は....
「赤格子九郎右衛門」より 著者:国枝史郎
でござりましたか?」――「左様」と其人は頷きましたが「そして此処に居る此婦人は、
朕が連れ合い、即ち、王妃!」 「王陛下と王妃陛下! ホホウ、左様にござりましたか....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
美濃に行宮をつくって行幸し、数日間タギ郡タド山の美泉というのをのんで帰って、 「
朕はミノのタド山の美泉を連用して参ったが、顔と手はスベるようになる、痛みはとまる....
「にらみ鯛 」より 著者:佐藤垢石
時、御膳の上に、残り鮭の一片があったのをご覧ぜられて、 『これを棄ててはならぬ。
朕は晩酌の佳肴とするつもりである』 と、お命じ遊ばされたそうである。嘉永二年十....
「武士を夷ということの考」より 著者:喜田貞吉
夷以外他に暴神多きことを認め給えり。さらに天皇の日本武尊に下し給える「詔」には、
朕聞く、其の東夷や識性暴強、凌犯を宗となす。村に長なく、邑に首なく、各※封堺を貪....
「世界の「料理王逝く」ということから」より 著者:北大路魯山人
て彼の皿を求めに来たか知れない。 大戦前、しばらくの間独帝に仕えた折りのこと、
朕を毒殺するも容易であろうといったカイゼルに対して、フランス人は不意討ちなどは仕....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
後の命を待つべし。もし卿にしてこの命に従わざるときは、卿を同罪と見なすものなり。
朕に最高の統帥権ある限り、この命令は遵奉されざるべからず」エセックスについては、....
「北海の白鳥」より 著者:小川未明
。そして、ご自身の運命をこのものに見てもらおうと仰せられたのです。 「どうじゃ、
朕の運命を見てもらおう。
朕ほど、しあわせのものは、またとこの世の中にあるまいと思....