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朝令暮改
「朝令暮改〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
朝令暮改の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「四条畷の戦」より 著者:菊池寛
造営は企劃され、諸国の地頭に二十分の一の得分をその費用として割当てて居る。其上、
朝令暮改、綸旨は掌を飜す有様である。今若し武家の棟梁たる可き者が現れたら、恨を含....
「石狩川」より 著者:本庄陸男
洞穴にも風が立ちさわいだ。あれほど蔑《ないがし》ろにされたことは忘れてしまった。
朝令暮改の政策に追いまわされての何百日かであった。その時間は短かいとも云えるしま....
「新春偶語」より 著者:寺田寅彦
る限りでは時々の政府の科学的理解のない官僚の気まぐれなその日その日の御都合による
朝令暮改の嵐にこの調査の系統が吹き乱される憂いが多分にあった。せっかく続けている....
「古典竜頭蛇尾」より 著者:太宰治
かる。読みかえしてみたら、甚だわけのわからぬことが書かれてある。しどろもどろの、
朝令暮改。こんなものでいいのかしら。何か気のきいた言葉でもって結びたいのだが、少....
「三十年前の島田沼南」より 著者:内田魯庵
員が度々不平を鳴らし、かつ実際に困らせられたのは沼南の編輯方針が常にグラグラして
朝令暮改少しも一定しない事だった。例えば甲の社員の提言を容れて直ぐ実行してくれと....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
ひら返すごとく、逆賊とよび、王軍をくだして討たんなどとは、それこそ朝廷の不見識、
朝令暮改のたのみなさを、われから世へあかす愚でなくてなんであろう。よろしくここは....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
ないと断じ、時代の悪を、痛嘆しているものだった。 全文は七箇条、このほかにも、
朝令暮改の弊やら、賞罰の不明朗やら、吉野朝廷の君臣には、とにかく痛いところをつい....