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朝勤
「朝勤〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
朝勤の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
に分かれ、上組は木曾の野尻と三留野の両宿へ、下組は妻籠と馬籠の両宿へと出、交代に
朝勤め夕勤めの義務に服して来た。もし天龍川の出水なぞで川西の村々にさしつかえの生....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
行のあったごとに、すくなくも五、六百人以上の助郷村民は木曾四か宿に徴集されて来て
朝勤め夕勤めの役に服したが、その都度割りのよい仕事にありつき、なおそのほかに宿方....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
まった翌朝になって、ひどく疲れが出た。禰宜宮下の主人が里宮の社殿のあるところまで
朝勤めに通って行って、大太鼓を打ち鳴らしてからまた数町ほどの山道を帰るころでも、....
「砂遊場からの同志」より 著者:宮本百合子
へつとめる夫婦は小さい子を工場の托児所へ、役所勤めの男女は区の托児所へ、いずれも
朝勤めに出しなに、抱いたり手をひいたりして連れて行く。 八時間働いて退けしなに....
「大ヴォローヂャと小ヴォローヂャ」より 著者:神西清
に立ちつづけているのだろう、と思うと堪らない遣る瀬なさがこみ上げて来た。長い長い
朝勤めがすむと、讃祷がそれに続き、それから弥撒、謝恩の礼拝。…… 「けど、神様と....