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朝堂
「朝堂〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
朝堂の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「暗黒公使」より 著者:夢野久作
の第七夫人と偽り、今夜一夜だけ帝国ホテルの客となって新聞記者を驚かす。それから明
朝堂々と東京駅を出発し、下関から大連航路のメイルボートに乗り込み、大連から上海に....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
の妖しげな前兆や天変地異の数々のほかに、十月六日のところには、蝦夷が病気と称して
朝堂へ姿を見せないばかりか、息子の入鹿に紫冠を授けて物部大臣を名のらせたと書いて....
「アラメダより」より 著者:沖野岩三郎
ますでのう。』 六十五のお婆あさんはこんな気焔をあげる。このお婆あさんが、ある
朝堂々とした洋装で、私共の宿っていたハワイの川崎ホテルのドアをたたいたものだ。 ....
「古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
した。皇宮の近いこの土地ではその物音を耳にする機会も多かったであろう。踏歌の類も
朝堂の饗宴に盛んに行なわれた。すべてこれらの歓楽の響きを尼寺にあって聞いていた人....
「三国志」より 著者:吉川英治
諸大将は、とたんに声をそろえて、禰衡の無礼を叱った。 「やあ、それにおる穢き者。
朝堂の御賀には、楽寮の役人はいうまでもなく、舞人鼓手もみな、浄らかな衣服を着るの....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
鶏の尾のように曳きながら、大膳寮の横を、中務省の方へと、逃げまろんで行った。――
朝堂八省の内門へ駈け入ろうとするのらしい。 けれど裾を曳く彼と、精悍な鬼六の軽....